閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

失ってみたら、開放された。

「毎日ブログを更新!と自分を追い込まず、一週間に一度程度でよし。」と決めたら、なんだか気持ちが楽になった。という訳で、きょうは前回から一週間ぶりの更新。

朝食に続いて、テレビ番組の録画をやめた。やめた、というより、やめざるを得なくなったのだが。録画機器が壊れたのだ。買い換える程の気持ちになれないので、毎日の習慣だった、「観たい番組を探して録画予約」をしない生活が開始された。
半月ほどが経ったが、意外にも何の不自由もない。
観たい番組を次々録画予約したのが溜まっていき、観るのが忙しいというのがなくなった。今思えば、番組自体を楽しむよりも、「ノルマの消化」に近かったと思う。毎日ノルマに追われているような焦りから開放された。それに、今は「見逃し配信」という便利なものがあり、番組の過去の回を一定期間限定で放送局のHPで無料で視聴できる。
自分の都合のよい時間にパソコンでゆっくり観ることができるのだ。


録画予約をしなくなってから、私のテレビ視聴時間は著しく減った。それまでは、仕事から帰宅したら、すぐにテレビをつけて、録画していた番組を2〜3時間観ていたのだが、読書をするようになった。簿記2級のテキストを読む時間も増えて、いいことづくめとなった。いつまで続くかわからないが、録画予約ができない生活は、今のところ開放感があって、快適だ。

きょうの禅語。
行雲流水(こううんりゅうすい)

行く雲、流れる水の如くに悠々と自在に場所を変え、一切のものに執着せずに生きる。

失ったもの(今回の場合、テレビ番組の録画)に固執することなく、それなりの生活に身を置くことで、新しい楽しみが発見できることがある。