閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

「一人ランチ」をする理由

簿記3級試験合格を果たしたら、自分へのご褒美をしようと決めていた。そのご褒美が楽しみで勉強が継続できたという面もあった。

そのご褒美とは、「長年の憧れだった高級フレンチレストランでランチ」というものだ。
料金は最低でも4,300円(税込)だ。きょう、その4,300円のランチをネット予約した。
(当然、ランチ代は私の収入での支払いだ。ついでに言うと今回の簿記3級試験を受けるにあたってのテキスト代と受験料も私の収入から賄った。これなら批判を受けることはないだろう。)
こういう高級レストランは一人客を受け入れてくれるのかという懸念が少々あったが、予約フォームの「人数」の所は1名〜となっていたので一人でもOKということだ。
私はそれほど人目を気にしない方だと思うが、「女性の一人ランチ」というものを奇異に感じる人がいるようだ。何故一人で? と不思議に思うらしい。

そこで、私の場合の一人ランチをする理由を説明する。
一人でしみじみ喜びを味わいたいから。
「料金が高いので、夫と二人分だと高くつくから。」(それ以前に、平日限定のランチなので夫は仕事で来れない。)
「女友達も仕事をしているので平日は誘えない。それに簿記の資格取得のことを特に知らせようと思っていないので。」(友人だからといって自分のプライベートを何もかも明かす必要はないと思っている。)

今の私の気持ちにふさわしい禅語をみつけた。回光返照(えこうへんしょう)。
外に向かってばかりいた自分の心を内側に向け、本来の自分の心を照らすこと。

これまで私は、他人にナメられたくない、自分に自信をもてるものを得たいと簿記の勉強を頑張った。そして、その内に簿記の勉強が楽しくなり、他人に映る自分の印象がどうだろうかというのはどうでもよくなり、自分が好きな簿記の勉強をする時間を楽しむようになった。

ランチの日は、私の好きな着物を着て、ゆっくり一人ランチを楽しもうと思う。そして、次のステージに向かうエネルギーをチャージするのだ。