閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

「紙もの」とのつきあい方

「作ろう」と二年前から思い続けながら手つかずだったワンピースが、もう完成間近というところまで縫えている。
先月に雑誌(Eテレ「すてきにハンドメイド」のテキスト)の付録の実物大型紙を製図用紙にトレースする作業から開始したのだが、今月に入ってから俄然ノってきて、一気に完成間近まで進んだ。生地を買った当時は、すぐに作るつもりだったワンピースだったが、二年も生地を放置してしまっていた。
生地もそうだが、実は、実物大型紙をトレースし終わった段階では、型紙もしばらく部屋に放置してあったのだ。ワンピースが完成したら、この型紙を捨てることができる。ワンピースの型紙はけっこう大きさがあるので、それらのパーツが部屋に散乱している光景というのは、見苦しいものだった。

見苦しいといえば、私が今パソコンをうっている居間は、いわゆる「紙もの」で溢れ返っていてひどい散らかりようだ。
昨日、さすがにウンザリしてきて、まずは溜まっているレシートを整理して家計簿に記入することにした。「よーし、やるぞ〜!」と声を出して右手を拳にして突き上げた。(私の「やる気スイッチ」の入れ方)私は、物事にとりかかるまではグズグズ先延ばしにする事が多いのだが、いざ着手すると、意外に集中して一気に終了できたりするのだ。レシート整理は30分ほどで終えた。だが、「紙もの」は、まだまだ私の周囲に雑然と積み重なっている。
考えてみれば、「紙もの」を一切目にしない日というのは皆無だ。毎日来る新聞やチラシは勿論、その上私は本や雑誌をよく買うので、それらをちょっと居間に放置しておこうものなら、あっという間に「紙もの」で占拠されて人間の居場所が無くなってしまう。

放下著(ほうげじゃく)

捨ててしまえ!
「著」は強調する助詞。

溜め込む一方では、そのうち、新しいものが入ってくるスペースが無くなってしまう。
「紙もの」の場合、期限切れの情報が載っているフリーペーパーや支払済みの請求書など、定期的に整理して減らさなければならないものが多くある。
「いつか読もう」と思って何年も読んでいない本や、「いつか作ろう」と思いながら作っていないものが載っている大量の「すてきにハンドメイド」のテキストも、思い切って手放す方向に持っていこうかと思い始めている。「すてきにハンドメイド」のテキストは今後も購入するに違いないし・・・。