閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

私にできることを

きょう、雑誌「くらしラク〜る」(PHP研究所)を整理していたら、好きな言葉が載っていた。
禅語を解説する連載の中の禅語だった。

花春至為誰開(ひゃっかはるいたってたがためにひらく)

「この花は一体誰の為に咲いているのか」という意味だという。転じて、自分に課せられた役割は何なのか、自分に出来る事柄は何か、を無心になって自分自身に問いかけよという教えとのこと。
この禅語を見て、連想した言葉があった。これは私が以前から好きで壁に書いて貼っている。

桃紅李白薔薇紫 問著春風総不知 これは禅語ではなくて中国の『詩格』という古い書物の中に出てくるらしい。(美術家・篠田桃紅さんの著書で知った。)

「桃は紅、李(すもも)は白、薔薇は紫、なぜそう咲いているのかを春風に問うが何も知らない。花はただあるがままに咲いている。」といった意味に私はとった。

この二つの言葉で思うのは、「ひたむきに、自分らしく、自分にできることは何かを考えながら生きる。」という、人生のテーマだ。
世の中の為に、誰かの為に、私にできることは何か。自分に問いかけながら行動しよう。
(ただし、でしゃばりにならない程度に。)