閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

料理と私

ひと月の食費を2,5000円内に抑える為、10日間、食料の買い物禁止!と決めてきょうで四日目。決意通り、きょうまで一切食料は買っていない。

昨日の夕食は、冷蔵庫にあった野菜と、冷凍してあったもやしと椎茸少々を使って野菜炒めを作った。かさ増しの為、乾燥春雨(これも使い残し)も急遽加えた。
その春雨について、「沸騰させたお湯でゆでて戻す」と包装袋に書いてあったのだが、鍋を出してお湯を沸かすのが面倒臭くなり、レンジでも出来るんじゃないかと考えた。そこでふと思い出した。シンク下の引き出しの中に、数年間放置していた「レンジでそうめん」というプラスチック製の調理用具があったのを。そうめんも春雨も似たようなもの(乱暴な理屈だが。)だから、利用しちゃえ、と思った。

乾燥春雨を「レンジでそうめん」に入れて水を少量。とりあえず3分チンしてみた。3分後、ちょっとまだ硬さが残っている気がしたので、1分追加でチン。すると、鍋でゆでたのと変わらない位にうまくいった。これは新たな発見だった。これまで鍋でお湯を沸かすのが面倒で乾燥春雨を使わずに長いこと引き出しの中にあったのだが、これからは気軽に春雨を使えそうだ。(いや、それ以前に、本来の「そうめん」にも使わなければ・・・。)野菜炒めの味付けは、オイスターソースをベースとした中華風にした。

改めて思ったのだが、こういう、残りもの処理料理が完成した時は本当に達成感がある。しかも、レシピを見てその料理の為に材料を買って作る料理よりも作業が楽しい。これは、料理づくりが好きというよりも、「残りものを使って工夫する」ということが好きなのではないだろうか? と思う。
自分でいうのもなんだが、野菜炒めは、なかなか美味しかった。夫も、何回かおかわりしていて好評だった。が、夫婦二人だけなので、少し残った。

そしてきょう。
きょうの夕食は、残った野菜炒めに玉ねぎとピーマンを少し足して、スパゲティナポリタンを作るつもりでいる。

中華味の野菜炒めだが、少量なので、ナポリタンの味付けのケチャップとウスターソースで違和感は無くせるだろう。(たぶん。)

 

きょうの禅語。
応に住する所無うして其の心を生ずべし(まさにじゅうするところのうしてそのしんをしょうずべし。)

何ものにもとらわれない心ですべてにあたれ。
心をひとつところに執着せず、ことに応じて自由に動かしなさい、といった気味か。
「レンジでそうめん」を、そうめんにこだわらずに春雨に使ってみて成功した昨日の私にあてはまりそうだ。(ショボい成功体験という気もするが・・・。)