閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

「3ない」で結構

私は以前は夜にコンサートに行ったり映画の試写会に行ったり、友人と食事に行ったりしていたが、早朝からの仕事をするようになってから、夜に外出するのがすっかり億劫になってしまった。
最後に夜出掛けたのは、クラシックコンサートに行った時で、もう三年も前だ。翌日に仕事がある日は遅くとも夜10:30には就寝しないと起きられない(起床は午前4:30)という事情もある。

もともと私は酒は飲まないし、カラオケは苦手だし、踊るのも苦手で、「飲めない」「歌えない」「踊れない」「3ない」だ。そんなんで人生楽しいのか? と思われるかもしれないが、それで私は何も苦にしていないし、私なりに他に楽しめることはいくらでもある。

味気ない人生だと思われそうな私の「3ない」だが、今の新型コロナの感染拡大の原因のひとつといわれている「夜の街での娯楽」とは縁がないことになり、感染のリスクからは遠ざかる結果になっている。(感染するのは夜の街とは限らないが。)
コンサートにしても、私は、アーティストに歓声をあげたり大声で一緒に歌ったりするコンサートではなくて専らクラシック演奏会だから、演奏中の観客は全員無言だ。従って、周囲の人々の飛沫を浴びる危険性がない。
今の新型コロナ感染拡大防止の為の「夜の外出自粛」で、酒飲みの人は、「居酒屋に行けない!」カラオケ好きの人は、「カラオケで思い切り歌えない!」踊りが好きな人は、「クラブで夜通し踊りたい!」と欲求不満でストレスが溜まっているだろう。だが、私は「3ない」なのでそれらの不満は一切ない。
平時なら、私のような「3ない」は、およそ、つまらない人間とバカにされるのだろう。

が、今は「3ない」で大いに結構。という心境だ。

忘れていた。私は煙草も吸わない(吸ったことがない。)ので、「4ない」だった。でも語呂がよいので「3ない」にしておこう。

きょうの禅語
自灯明 法灯明(じとうみょう ほうとうみょう)

自分の信じるものを灯りとして進む。 心細い時は仏の教えを灯りをとして進む。

と私は解釈した。