閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

持久力で勝負

ブログを開いてみたら、4日間更新していなかった。
前回のブログは今月(もはや先月だが。)のPVが100を突破したことを話題にしているが、そのあと更新を4日間もサボってしまったと今更ながら後悔。同時に、日にちの経つのが早いことを痛感する。ありきたりな格言なのであまり使いたくないのだが、まさに光陰矢の如しだ。
否、私の年齢になると、矢どころかジェット機の速度という気がする。それはさておき、この間(かん)、体調不良もなく今に至るまで過ごせているので有り難いことだ。

札幌は、新型コロナ感染拡大の影響で休業していた施設が、4月に入ってから少しづつ段階的に再開し始めた。図書館もその一つで、図書館内での閲覧は出来ないままだがネットでの予約本のみ、貸し出しが再開された。
私も、予約してあった本を一冊、ようやく借りることができた。

岸本葉子さんの『人生後半、はじめまして』という本。予約数が多くて半年以上も待った末に借りられることになった本だった。きっと、私のように人生後半を意識し始めた年代の女性達の予約が多いんだろうなと想像した。
その本が、受け取りに行く前に図書館が長期休業に突入してしまったので、再度待たされることになっていたのだった。タイトルから推察できる通り、人生後半(50代)を迎えた著者が、加齢で衰えた自身の体についての心境や、身辺の変化について気づく日々についてのエッセイ集だ。(著者は私よりほんの少し年長。)

読んでみると、私のような年代ならではの「あるある!」ネタ満載で、一気に半分以上読み進めてしまった。特に体の衰えについて、老化は避けられないものにしても、その上でいかにして自分にとって快適な精神状態を維持していくかについて考えさせられた。

私が今心がけているのは、「歳をとったら持久力で勝負。」ということだ。
加齢に伴って、若い頃のような体力というのは無くなるが、その分、無理をしないで体力を温存し、物事を長く続ければよい。仕事については、先々まで考え、決して無理をしない。数日無理して働いて体を壊し、結局はその無理して働いた日数よりも多くの期間を療養に当てなければならなくなった、ということになりかねない。その方が周囲に何倍もの迷惑をかける。なので、「ここまでは出来るが、これ以上は無理。」とはっきり断った方が、結果的には職場に対して誠実な対応なのだ。と私は思っている。
まぁこれも、今の年齢になったが故に「開き直れる図太さ」が備わった、ともいえるのだが・・・。