閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

高倉健さん

ブログを更新しないまま、5月も半ばを過ぎてしまった。
前回のブログが4月24日だったから、22日も更新していなかったことになる。だが、その間体調に異変が起こることもなく、今日まで無事に過ごせているので有り難いことだ。
スーパーでの品出しの本業と、パソコンでの副業と、読書に明け暮れる日々を送っていた。一時は手芸に熱中していたが、現在は、未読のまま放置してあった本を読みきるのを目標にしている。老眼なのもあって、あまり速くは読めないが、それでも何冊か読み終えるにつれて読む速度が上がってきた。
読みかけのままだった雑誌も読んだ。最近は、五年前の雑誌、2015年1月号の文藝春秋を読み終えた。俳優の高倉健さんが亡くなって間もない頃に発売されたもので、「病床で綴った最期の手記」というタイトルの文章が載っている。
その中に、印象的な言葉があった。

「往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし」

これは、高倉健さんの死後、何かの記事で、座右の銘としていたと紹介されていたの読んだ覚えがあった。その時も、いい言葉だなと思った。健さんと親交があった僧侶の言葉とのことだった。
その僧侶とは、比叡山飯室谷不動堂長寿院住職の酒井雄哉さん。健さんの手記の中に、酒井さんが健さんとの出会いについて書いた著書があると書かれていて、どうしても読みたくなり、つい最近、その本をネットで購入した。「あなたには幸せになる力がある」(PHP文庫)だ。

「物事が停滞しているときには」「心身の健康を保ちたいときには」などのテーマについて、温かい人柄を感じさせる文体で書かれている。高倉健さんとの出会いについては、もともと健さんのファンだった酒井さんのお寺に、健さんが、ある日突然訪ねてきたという。
この本も、昨日読み終わったところだ。

4日前の12日(火)に、BSで高倉健さん主演の映画、「新幹線大爆破」が放送された。いいタイミングだ。喜んで録画して、途中まで観た。つくづく、いい俳優だなぁと感じている。
古い雑誌を読み返したのがきっかけで、思いがけず高倉健さんが現在私の中でブームになっている。読書によって、新たな興味が広がっている。