閑古錐〜生涯挑戦主義(毎週木曜更新…の予定。)

禅を愛好する、某スーパー勤務おばちゃんの日々

賞味・消費期限との闘い(?)

一日休日が明けての出勤。休みの翌日は体力が戻っている為か、作業をしていて体が軽いような気がする。
品出しの前にまず、見切り品をまとめて陳列しているコーナーに行き、賞味・消費期限切れの品がないか確認する。期限切れの品は破棄するので、取り除いてまとめておく。
賞味期限にしろ消費期限にしろ、たった一日過ぎているだけなら食べても何も問題ないのではないかと個人的には思うが、これは厳格に守らなければならないのだ。
老眼で数字の見分けがつかなくなっている(たとえば3と8)ので、メガネをしっかりかけて日付に目を凝らす。きょうが何日かを事前にしっかり頭に叩き込んでおくのは必須だ。

この賞味・消費期限についてだが、とにかく少しでも新しい日付の品を選んで買おうとするお客様が多く、複数の日付の品が並んでいたら、まず新しい日付の品から先に売れていく。新しい日付の品が陳列棚から無くなってからやっとその前の日付の品がなくなっていくという具合だ。

ところで、私は豆腐の品出しをしているのだが、豆腐を積む時、まず、その日に入荷した日付のものから積んでいき、一番上が古い日付の豆腐になる。
最新の日付のものを求めているお客様の中には、積んである豆腐パックの山を掘り出すようにして一番下のものを持っていく人がいる。それはまあいいのだが、掘り出して、上に積んであった豆腐パックが乱雑になったままにしていく人がいる。
元の状態に整えてとまでは言わないが、『せめて乱雑にしたのをまとめる位はして欲しい・・・。』と思うのは店員の立場としては傲慢だろうか。
こちらとしては、出来れば古い日付のものから持っていって欲しいのだが、どうしても新しい日付のものから先に無くなる。なら新しい日付の品と混在させなければいいじゃないかと思われるかもしれないが、そうすると、前日に残った品だけを並べることになるので、どうしても数が少なくて見栄えが悪いという事情があるのだ。

新しい日付が見えないように並べる等、密かに姑息な手段を駆使して抵抗(?)を試みているのだが、『そんなにまでしなくても・・・。』と呆れるほど上の品をかき分け、掘り出して、最新の日付の品を持っていかれてしまうのだった。それを目にした時、私は、あ〜あ・・・。と敗北感のようなものを覚える。


そんな経験を重ねたからか、私は、食品を買う時、最新の日付の品は、なるべく手に取らないようにするようになった。
蛇足だが、私は、買い物をしていて棚から品物を手にとった時、その品の後ろの品を手前に出して整えてしまうという癖もある。(これを「前出し」という。)

これも職業病というものなのか?